
建築会社の質って何でしょう?
設計力・説明力・施工精度・メンテナンス・コスト・・・。様々な要素が考えられますが、お客様から見ればこの中のどれもが重要な要素です。
しかし実際の建築の中では、これらの要素は微妙なバランスで成り立っています。
設計力⇔メンテナンス性
雑誌に出てくるようなかっこいい家がありますが、建築費用が高いことはもちろん、実際にはメンテナンスも大変なのです。このような家では既製品は使わず、ほとんど造作品で出来ています。よって壊れた時の修理費用はかなり割高になります。かといってメンテナンス性だけを考えて仕上げ材を選んでしまうとデザイン性はかなり落ちてしまいます。
コスト⇔施工精度
職人さんによって手間(給料)は変わります。職人さんの手間は、その人の持っている技術・経験・知識などを考慮して建築会社と取り決めをしています。実際1日あたりの手間は上と下では1万円以上違うこともあります。安さをアピールして仕事を取ろうとする建築会社はまず、安い職人を集めるところから始まります。しかし、それだけに執着してしまうと施工精度は確実に落ちてしまいます。かといって施工精度がいいことだけをアピールしも、見積り金額の高い会社は仕事の受注率が落ちてしまいます。
このように建築会社は常に微妙なバランス感覚の中で仕事をしています。
建築会社にとっていい職人さんは財産です。いい職人さんとは何かというと、安くて、堅い仕事をしてくれて、機動力があって、融通の利く人です。こういう職人さんを抱えている建築会社は強いです。なぜかというと安く仕事をしてくれる分、お客様に安く見積りを出せる、お客様が相見積りをとられている場合でも必ず勝てるからです。また、仕事が堅いとクレームも少ないですから信用力にもつながり、そのお客様からの紹介の仕事も出てきます。
実際、私も今まで多くの職人さんを見てきましたが、なかなかいないものです。しかし、そういう職人さんに出会った時には必ず離さないようにしています。離さないようにする、とはその職人さんの信頼を絶対に裏切らないことです。具体的に言うと、現場管理者の知識不足、段取りミスがあると、職人さんはすぐに赤字になってしまいます。また、現場管理者のミスで予定よりも工事が延びてしまうと職人さんの他の工事にまで迷惑をかけてしまうのです。
建築会社にとって、いい職人さんは財産です。ほんとに・・・